地熱発電の価値

日本のエネルギー課題

日本は全発電量の約8割を火力発電でまかない、火力発電に使用する化石燃料はそのほとんどを輸入に依存しています。

この結果日本のエネルギー自給率は10%に達していません。

そして再生可能エネルギーが全発電量に占める割合は16%と諸外国と比較して低く、地熱発電にいたっては0.2%です。

つまり日本のエネルギー事情は有限な外部資源に多くを依存し、再生可能な自国の資源をうまく活用できていないという課題を抱えているのです。

世界第三位のポテンシャル

あまり知られていないことですが、日本はアメリカ、インドネシアに次いで世界で三番目に豊富な地熱資源を有しています。

しかしその地熱資源を活用した地熱発電の全発電量に占める割合は0.2%に過ぎません。

こうした現状を受け、経済産業省は地熱発電の設備容量を2015年の約53万kW(電源構成比0.2%)から2030年までに約140~150万kW(電源構成比1~1.1%程度)とすることを目標にかかげています。

再生可能エネルギーの主力電源化に向けた今後の論点

また全発電量に対する再生可能エネルギーの比率を2030年までに22~24%とすることも目標としています。

地熱発電のメリット

地熱発電という温室効果ガスを出さないクリーンエネルギーは、日本が世界第三位の地熱資源を有することだけがアドバンテージではありません。

地熱発電は国内の地熱資源を使って発電するため、その普及は日本の10%にも満たないエネルギー自給率の改善にも寄与します。

また電気は人々の生活を支える重要なインフラであり安定した供給が求められますが、安定供給という点から見ても地熱発電は理にかなっています。

地熱発電は地球の内部にある熱エネルギーを使って電気を作るので、季節や天候に左右されず24時間365日の発電が可能です。